助成金最新コラム
2019.09.18
出勤簿の管理とその重要性について
この記事は、 「出勤簿ってどう管理したらいいか分からない」、「出勤簿はどんな意味合いがあるのか知りたい」と思っている方に向けた記事です。
「経理・人事を初めて担当することになって、出勤簿をどう見たらよいか疑問に思っている方」、「事業を始めて、従業員を雇い始めた方」 の助けになれば幸いです。
出勤簿の保管は法律で定められている
出勤簿は法定三帳簿の一つとして、労働基準法で事業所の保管が義務づけられています。
※法定三帳簿:賃金台帳、出勤簿、労働者名簿の総称
出勤簿は労働者の出勤日と労働した日数、時間を記録した書類を指します。厚生労働省から出勤簿に関するガイドラインが出されていますが、端的に言えば「従業員の働いている時間は適切な方法で適正な管理を行ってください」ということが会社には求められています。
出勤簿と同じような扱いを受けるものとしてタイムカードがありますが、厳密に言うとタイムカードは会社にいた時間を記録するものになります。したがって労働時間と会社にいた時間が一致しない場合もありますので、その場合は別途出勤簿を作成する必要が出てきます。
残業代を適正に支払うためにも重要
出勤簿を適正に管理することは、従業員の残業時間を管理することと連動してきますので、残業代の計算を行う上でも大切になってきます。
従業員の労働時間が適切に把握出来ていないと、残業代の未払いなどで従業員とのトラブルにつながるケースも出てきます。働き方改革が叫ばれている昨今、残業時間の抑制については大きく話題になっているテーマですので、重点的に取り組む必要がある分野であるといえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事では出勤簿の役割とその重要性、管理が出来ていないと起こるトラブルについて解説をしてきました。
エクセルやクラウドシステムなどを利用すれば、効率的に管理が可能ですので、日々タイムカードを管理して計算するのが面倒だと感じている方はそういったものの導入を検討されるのも一つの手段といえます。